作者は部屋の中にいて庭を眺めている。ふと濡縁に目をやると一片の落下が載っていた。暫くするとまた一片、風にひるがえってきて濡縁を彩った。どこからきたのかわからないままに美しいと思って眺めているのである。
通
釈
らくく
美しいかなのお手本　　川邊尚風　　著　より
な
たかはまきょし
ぬ
えん
わ
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濡れ縁にいづくとも無き落 花かな　　　高浜虚子

読み

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